はじめに
投資用マンションやアパート経営をしていると、
「微妙な空きスペースをどう活用するか」
に頭を悩ませる場面は意外と多いものです。
そんな中、前回の記事
👉投資用マンションの空きスペース活用!バイク置き場導入検討
では、空きスペースを「バイク置き場」として活用する可能性についてご紹介しました。
今回はその続報。
実際にバイクパークさんに見積もりを依頼し、具体的な条件が出たので、リアルな内容をまとめます。
これからバイク置き場導入を検討しているオーナー様に向けて、参考になる情報をお届けします!
バイクパークから提出された見積もり内容
私が所有している投資用物件は現在3棟あります。
今回、すべての物件に対してバイクパークに見積もりを依頼しました。
その結果は以下のとおりです。
物件 | 設置可能台数 | 月額賃料 | 備考 |
---|---|---|---|
A棟 | 2台 | 4,000円 | スペース広め |
B棟 | 2台 | 2,250円 | スペースやや狭め |
C棟 | 0台 | 既存入居者がバイク使用中 |
ポイント① エリア・スペースによって賃料単価に差が出る
見積もりを見てまず気づいたのは、同じ2台でも賃料単価が大きく違うという点です。
広さや立地の違いで、これほど条件が変わるとは思っていませんでした。
特に、A棟(広めスペース)では1台あたり月2,000円。
一方、B棟(やや狭めスペース)では1台あたり月1,125円。
バイクの大きさや停めやすさが収益性に直結することがわかりますね。
ポイント② 既存入居者の利用状況にも注意
C棟ではすでに入居者がバイクを設置していたため、バイクパークに貸し出すスペースは確保できませんでした。
ここも重要なポイント。
入居者の利用状況によっては、バイクパーク導入ができない場合もあるので、
事前に現地確認をしっかりしておく必要があります。
自転車置き場のライン引きは今回は見送り
前回のブログでは、
「バイク置き場導入とあわせて、自転車置き場のライン引きも無償で対応可能」
と紹介しました。
しかし、今回正式な見積もりをとった結果、話は少し違いました。
- 無償でライン引き対応は可能
↓ - ただし、解約時に清算金の支払いが必要
- 清算金を避けたければ、フリーレント6か月分を求められる
つまり、初期コストをゼロに見せつつ、
出口で費用負担が発生する設計だったわけです。
これではトータルコスト的に微妙だと判断し、
今回は自転車置き場ライン引きはなしに決めました。
バイク置き場導入による収益インパクト
実際、今回のバイク置き場導入で得られる収益をまとめてみます。
【年間想定収益】
- A棟:4,000円 × 12ヶ月 = 48,000円
- B棟:2,250円 × 12ヶ月 = 27,000円
合計:約75,000円/年
金額だけ見ると、「大きなインパクトではない」と感じるかもしれません。
しかし、元々収益化できなかったスペースから新たな収入が生まれると考えれば、
利回り改善につながる重要な施策と言えます。また10年続ければ750,000円ですので、
やらないよりはやった方が良いと思える金額でした!
なにより、バイク需要は今後も一定数見込めるので、
長期安定収益源として期待できるのは大きなメリットです。
今回の経験から得た学び
今回、バイクパークに見積もりを出してもらい、以下のような学びがありました。
- スペースの広さと立地で収益性が大きく変わる
- 入居者の現状使用状況を事前にしっかり確認すべき
- 付随サービス(ライン引きなど)はよく条件を確認すべき
- 空きスペースを遊ばせるよりは、多少の収益でも活用すべき
マンション・アパートオーナーにとって、
空きスペースを「小さくとも確実な収益源に変える」意識はとても大切です。
まとめ
今回、バイクパークからの見積もり結果を受けて、
2棟で新たに賃料収入が見込めることが分かりました。
自転車置き場のライン引きは見送りましたが、
空きスペースの有効活用という点では、一定の成果があったと感じています。
空きスペースを持て余しているオーナーの方は、
バイク置き場設置という選択肢をぜひ検討してみてください。
私の体験が、皆さんの物件運営の参考になれば幸いです。
今後も実体験ベースで、賃貸経営に役立つ情報を発信していきますので、
ぜひ引き続きチェックしてみてください!

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