ブログ記事を180本以上書いてきた中で、今回は初期に書いた20記事をリライトしました。しかし、結論から言うと全く成果が出ませんでした。順位もアクセスもほぼ変化なし。むしろ悪化した記事もあるくらいです。
この記事では、
- なぜリライトしても成果が出なかったのか
- 特にYMYL(Your Money or Your Life)分野の難しさ
- 今後どうすべきか?
この3点を実体験ベースでお伝えします。
■ リライト前の状況:20記事を選定
リライトの対象にしたのは、ブログ初期に書いた以下のような記事です。
- 金融・投資・保険系のノウハウ記事
- AGAや健康食品などの体験談系記事
- 相続や不動産の節税知識に関する情報提供記事
いずれもYMYL分野に該当します。リライト前のPV数は月5〜30程度で、検索順位は圏外〜50位くらい。
■ リライトにあたって行ったこと
- タイトルと見出しの最適化(共起語・サジェストを参考に調整)
- 導入文の改善(読者の悩みを明確にし、結論を先出し)
- 競合調査→不足情報の補足
- 読みやすさの改善(箇条書き、改行、図解追加)
- 内部リンクの強化
決して手抜きのリライトではなく、1記事あたり1〜2時間かけて丁寧に更新しました。
■ リライト後の変化:想像以上に“無反応”
リライト後、2ヶ月間Search Consoleで変化を追いましたが…
- 表示回数:微増(ただし順位は30〜50位台で止まる)
- クリック数:ゼロのまま
- 平均掲載順位:改善した記事は1〜2本だけ
体感として、Googleに全く評価されていない印象です。
■ 成果ゼロの理由①:YMYL分野は“信頼性”が全て
GoogleはYMYLジャンルに対して、非常に厳格な評価を下します。特に以下のような分野は要注意です。
- 医療・健康(AGA治療、サプリ、病気)
- 投資・保険(資産運用、節税、確定申告)
- 法律・税制(相続、登記、遺言)
これらは人の健康・お金・命に関わるジャンルであり、Googleは「一般人の主張」よりも「専門家の公式情報」や「公的機関のページ」を優先します。
いくら体験ベースで語っても、「医師監修」や「税理士執筆」の記事に勝つのは至難の業です。
■ 成果ゼロの理由②:記事単体では評価されない
YMYLジャンルでは、1記事のリライトだけでは不十分です。
Googleは**「ブログ全体の信頼性(E-E-A-T)」**を見ています。
- 著者のプロフィール(資格・経歴)が曖昧
- 他の記事との整合性が薄い
- 被リンクがない
- SNSやメディア掲載実績がない
このような状態では、どれだけリライトしてもGoogleからの評価は難しいのです。
■ 成果ゼロの理由③:検索意図のズレ
実際にリライトした記事を見直してみると、「検索ユーザーの悩み」にピントが合っていないこともありました。
たとえば、
- 「AGA治療 体験談」と検索する人は、治療内容や費用、クリニック比較を知りたい
- でも自分の記事は「初月の通院感想」だけで終わっている
このように、競合上位記事に比べて情報が薄い・網羅性がないケースも多かったです。
■ ではどうすればいいのか?今後の戦略
① YMYL記事は「専門性」と「実体験」を徹底強化する
- 医師や士業などの監修者をつける
- 自分のプロフィールを信頼性のある形で明示する(保有資格、投資額、実績など)
② ブログ全体の「E-E-A-T」を意識した構成に変える
- トップページや運営者情報を強化
- SNSアカウント連携、外部からの被リンク獲得を狙う
- 記事群(カテゴリ単位)でまとめてリライトし、専門性をアピール
③ ジャンルの一部をYMYL外にずらすのもアリ
- ブログの中に「旅行」「ガジェット」「ライフハック」など、より一般人が評価されやすいジャンルを入れる
- YMYLに縛られず、書いてて楽しく・差別化しやすいテーマに振るのも戦略の一つ
■ まとめ:YMYLジャンルは甘くない。でも、諦める必要はない。
リライトしても効果が出なかったのは正直ショックでした。ですが、YMYL分野の厳しさ・Googleの評価軸の高さを痛感できたのは大きな学びです。
逆に言えば、ここを突破できれば、他の分野ではもっと成果が出しやすいはずです。
もし今、ブログの成果が出ずに悩んでいる方がいれば、ぜひ「ジャンル特性」「E-E-A-T」「読者の検索意図」の3つを見直してみてください。
私も、引き続き試行錯誤を続けながら、突破口を探していきます。


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