【はじめに】なぜ金(ゴールド)に投資するのか?
金は「有事の資産」とも呼ばれ、経済危機やインフレ時に価値が上昇する傾向があります。株式や債券と異なり、通貨や経済情勢に左右されにくいため、資産の分散先として人気です。こちらのブログでトランプ関税発動による株式・投資信託の暴落についてまとめましたが、こういった時のための金(ゴールド)投資ということです。私も金(ゴールド)投資はしていないので、ポートフォリオの見直しを検討します。
金投資の主なメリット
✅ インフレヘッジ:物価上昇時に価値が上がりやすい。
✅ 通貨リスク回避:ドルや円の価値変動に影響されにくい。
✅ 流動性が高い:現物・ETFともに換金しやすい。
この記事では、金の購入方法を「現物」「金融商品(ETF・投資信託)」「デジタルゴールド」に分けて解説します。
現物の金を購入する方法(地金・金貨)
(1)金地金(バー)・金貨の購入場所
- 貴金属専門店(田中貴金属、ソンドラ、三菱マテリアルなど)
- 銀行の純金積立(三菱UFJ銀行、三井住友銀行など)
- ネットショップ(楽天市場、Amazonなど)
(2)主な商品と価格目安
商品 | 重量 | 価格目安(2024年10月) |
---|---|---|
1kg金地金 | 1kg | 約1,000万円~ |
100g金地金 | 100g | 約100万円~ |
1オンス金貨(メイプルリーフ) | 約31.1g | 約30万円~ |
(3)現物購入の注意点
- 手数料(スプレッド):販売価格と買取価格の差(約3~5%)がかかる。
- 保管方法:自宅保管は盗難リスクあり→ 銀行貸金庫(年1~3万円)がおすすめ。
- 売却時の流動性:即日換金可能だが、買取価格は販売価格より低め。
✔ 現物購入が向いている人
- 「実物の金を保有したい」
- 「長期で資産を守りたい」
金融商品で金に投資する方法(ETF・投資信託)
(1)金ETF(上場投資信託)
金ETFは、金価格に連動する上場投資信託で、証券口座で株式のように売買できます。
🔹 主な金ETF
銘柄 | コード | 特徴 |
---|---|---|
SPDRゴールドシェア | 1546 | 世界最大の金ETF(米ドル建て) |
三井ゴールド | 1547 | 国内の金ETF(円建て) |
🔹 購入方法(例:SBI証券)
- 証券口座を開設
- 「1546」や「金ETF」で検索
- 購入数量を指定して注文
✔ メリット
- 現物より手軽(保管不要)
- 少額(1万円~)から購入可能
✖ デメリット
- 信託報酬(年0.3~0.5%)がかかる
(2)積立NISAで金ETFを購入する方法
積立NISA(非課税制度)を利用すれば、最大20年間の利益が免税になります。
🔹 積立NISA対象の金関連商品
- SPDRゴールドシェア(1546)(SBI証券・楽天証券など)
- eMAXIS Slim 金(投資信託、マネックス証券など)
デジタルゴールド(少額投資向け)
(1)金に連動する暗号資産(PAXG)
- 1PAXG = 1オンスの金に連動
- 取引所:Coincheck、bitFlyerなど
(2)アプリで気軽に積立(LINE GOLDなど)
- 100円~購入可能
- 現物の引き出しは不可
金購入方法の比較表
購入方法 | 最低購入額 | 手数料 | 保管 | 流動性 |
---|---|---|---|---|
現物(地金) | 約3万円~ | 3~5% | 必要 | 中 |
金ETF | 1万円~ | 信託報酬0.3% | 不要 | 高 |
積立NISA(金ETF) | 1万円~ | 非課税 | 不要 | 高 |
デジタルゴールド | 100円~ | 取引手数料1% | 不要 | 中~高 |
これから金を購入する人へのアドバイス
- 「長期保有」が基本 → 金は短期売買より資産防衛向け
- 積立NISAで非課税投資 → SPDRゴールドシェア(1546)などがおすすめ
- 現物は保管方法を検討 → 銀行貸金庫やホームセキュリティを活用
【まとめ】金投資は「資産の分散」に最適!
- 現物派 → 100g地金や金貨を貴金属店で購入
- 手軽に投資 → 金ETF(1546 or 1547)を証券口座で購入
- 非課税で積立 → 積立NISAを活用
金は「保険」のような資産です。リスク分散の一環として、ポートフォリオに組み入れてみてください!

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