「早起きが大事なのは分かってる。でも起きられない。」
そんな悩み、誰しも一度は経験しているのではないでしょうか。
私自身も、以前ブログで早起きのメリットについてまとめたことがあります(過去記事はこちら)。しかし今回、書籍『自分を変える一番大事な習慣力 とにかく早起き』(高田晃著)を読んで、「早起き」を習慣化する本質的なコツと、それによって人生がどう変わるのかをより深く理解することができました。
この記事では、本書で特に響いたポイントや、実際に自分が感じた変化を通して、「早起きしたいけどできない」という悩みを持つ方に向けて、実践的なヒントをお届けします。
早起きは何時に起きても「辛い」は変わらない
本書の中で一番「なるほど」と思わされたのがこの言葉。
「何時に起きても、起きる瞬間は辛い。」
これ、完全に同意です。
「早起きは慣れれば辛くない」とよく言われますが、実際には毎朝ベッドから出る瞬間はしんどいもの。ただ、それが「6時」だろうが「8時」だろうが、しんどさのレベルは意外と変わらない。
むしろ私の場合、時間ギリギリまでベッドでダラダラしている日の方が、気分がどんよりして仕事に行くのが嫌になる傾向があります。
この気づきは大きくて、「どうせ辛いなら早く起きて、余裕のある朝を過ごした方が得じゃないか?」と思えるようになりました。
「せーの」で機械的に起きる。勢いが9割
もう一つ、本書で非常に実用的だったのが、「目覚めたら考える前に動く」という習慣化のコツです。
「目が覚めた瞬間に、せーの!と起きる」
私の場合、目覚ましが鳴ったら反射的にスマホを見て、そこから二度寝に突入……というパターンが多かったのですが、本書を読んでからは「せーの」で布団を抜け出す練習をしています。
コツは、頭で考える前に動いてしまうこと。
「あと5分だけ…」と考えた瞬間に、負けが決まります。
起きた直後は思考力も意思力も低いので、とにかく体を先に動かす。これは筋トレや勉強でも応用できる、非常に強力な「習慣化の技術」だと感じました。
毎日できなくてもOK。週に4日できれば合格
「毎日早起きしなきゃ」と思うと、どうしてもプレッシャーになります。
でも、本書ではこう書かれています。
「週に4日できればOK。残りの3日は休んでいい。」
この「7割理論」こそ、継続のカギだと思います。
たとえば金曜に飲み会があって遅く寝ても、「明日は寝坊してOK」と割り切れる。すると飲み会も気持ちよく楽しめるし、また週明けから早起きをリスタートしやすくなる。
習慣は「途切れること」よりも、「途切れた後に戻ってこれるか」が大事なんですよね。
この柔軟な考え方に救われました。
早起きで得られる3つのメリット
ここまでを踏まえて、実際に早起きを習慣化することによるメリットを3つ紹介します。
① 朝の時間が「自分だけの時間」になる
朝の30分〜1時間が、自分のためだけに使える時間になるのは本当に大きいです。
ブログ執筆、筋トレ、ジョギング、読書…何をするにも、夜よりも集中できるし、気分も前向きになります。
② ストレスが減る
ギリギリでバタバタすることがなくなり、心に余裕ができます。
通勤電車でも焦らないし、仕事も滑り出しがスムーズ。結果的に一日を穏やかに過ごせる日が増えたと感じています。
③ 自己肯定感が高まる
「今日も早起きできた」という小さな成功体験が積み重なることで、自己肯定感が上がっていきます。
朝のスタートが上手くいくと、その日全体のモチベーションも変わってきます。
まとめ:早起きは「根性」ではなく「技術」
『とにかく早起き』は、「早起き=気合いと根性」という昭和的な考え方を見事に壊してくれる一冊です。
- 起きるのが辛いのはみんな同じ
- 勢いで起きることが大事
- 毎日じゃなくていい。週4でOK
これらのエッセンスを取り入れるだけで、「早起きできない自分」に対する罪悪感が和らぎ、気軽に始められるようになります。
「いつか朝型になりたい」と思っていた人にこそ読んでほしい、実践的な習慣形成の指南書。
そして何より、自分の人生を変える第一歩になるかもしれない本です。
もしあなたも、これから早起きを始めたいと思っているなら、まずは週4日、「せーの」で起きることから始めてみませんか?
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