こんにちは。当ブログでは、実際の不動産売却や相続の体験をもとに、悩める方に役立つ情報を発信しています。
今回は、叔父の相続に関わる田舎の農地売却について、専属専任媒介契約から2週間が経過した現状をご報告します。前回(契約締結1週間後)に続く進捗報告ですが、結論から言うと「特に大きな動きはなし」です。
「えっ、もう買い手がつくのでは?」と期待していた方には少し拍子抜けかもしれません。ただ、これが地方の農地売却のリアルでもあります。
この記事では、以下のような方に向けて情報をお届けします:
- 地方の農地を相続したけど売却がうまくいかない
- 不動産会社と媒介契約を結んだけど進展がない
- 売却までにどのくらい時間がかかるのか不安
- 売却に向けて今やるべきことを知りたい
現在の進捗状況:買主候補が現地視察 → 検討中
2週間前に地元の不動産会社と専属専任媒介契約を締結しました。これは売主としては1社としか契約できない代わりに、レインズ(不動産流通標準情報システム)への登録義務があり、活動状況の定期報告も受けられる仕組みです。
その後、紹介があったのは1件。不動産会社さんが買主候補の方を現地に案内してくれました。
ただし、その後は「検討中」とのこと。すぐに進展がある様子ではありません。田舎の農地ということもあり、やはり買い手がすぐ見つかるものではないと痛感しています。
農地売却には「時間がかかる」前提で動くべき理由
今回の経験を通じて改めて思うのは、農地の売却には時間がかかるということ。
とくに以下のような要素があると、なかなか一気には進みません。
- 地方立地で需要が少ない
- 市街化調整区域などで用途が制限されている
- 賃借人(農業利用者)がいる
- 資産価値が低く、利回りを重視する投資家には不向き
都市部の住宅地とは違い、農地は使い道が限られるため、「条件に合う人に出会えるかどうか」がカギになります。
それでも地道に進めるべき理由
たとえ時間がかかっても、粘り強く進めていくことが大切です。今回、GWに合わせて地元に帰省予定があるため、以下の対応をする予定です。
- 実際に自分の目で土地を確認する
- 現在の借主のうち1名と連絡が取れているため、ご挨拶に伺う
借主の方との関係性を良好に保っておくことは、後のトラブル防止にもつながります。とくに農地のように長年使われていた土地では、契約・撤去・整地など、売買に伴う手続きが複雑になることも多いです。
顔を合わせておくだけでも、印象は大きく変わると考えています。
売却を急がない「戦略」も大事
売却がスムーズにいかないからといって、焦って価格を下げすぎたり、無理な条件で手放してしまうと、後悔する可能性もあります。
田舎の農地は確かに売れにくいですが、「農地を活かしたい」と思っている方が現れる可能性もゼロではありません。
また、農地を保有し続ける場合は、固定資産税や草刈り・整地などの手間がかかる一方、貸し出しによって一定の収益を得られるケースもあるため、売却一択ではなく「貸す or 保有し続ける」選択肢も視野に入れておくと良いでしょう。
今後の対応方針とまとめ
今後の流れとしては、地元への帰省を活かし、
- 土地の現況把握
- 借主との関係維持
- 不動産会社とのコミュニケーション継続
を行っていく予定です。
農地の売却は都市部のマンションや戸建てとはまったく違うスピード感になりますが、誠実に、丁寧に対応していくことが結局は成功への近道だと思います。
この記事が、同じように「農地売却がなかなか進まない」と悩む方の一助になれば幸いです。
また進展があれば、続報としてシェアしていきますので、ぜひ引き続きご覧ください。

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