不動産会社は大きく分けて売買・売買仲介・管理・賃貸仲介の4種類があります!
売買不動産会社
物件の売主として直接買主と契約をする不動産会社です。
自ら物件を仕入れ、利ザヤをのせて再販するビジネスモデルで、買主側からすると仲介手数料は不要になりますが、プロの不動産会社の利ザヤが乗っていることは忘れてはいけないと思います。
私が購入している2棟のアパートは以下の売買仲介不動産会社でしたが、ワンルームマンション投資などでよく宣伝している事業者はこの売買不動産会社であることが多いと思います。
売買仲介不動産会社
物件の売主と買主を仲介する不動産会社です。
売主側の仲介、買主側の仲介でそれぞれ別々の会社の場合もあれば、同じ会社の場合もあります。
仲介手数料は売主側・買主側双方が払う必要がありますので、同じ会社が売主・買主の仲介をする場合は2倍の仲介手数料がもらえることになります。
仲介手数料は上限価格が定められていますが、
(物件価格 × 3% + 6万円) × 1.1(消費税分)
で算出でき、物件価格1億円の場合、3,366,000円となり、売主・買主双方の仲介の場合、この2倍で6,732,000円です。物件1件あたりの利益幅としては結構大きいですよね。
買主側のキャッシュフローが仮に2%だとして、1億円物件で年間手取り200万円ですし、初期費用700万円払っているとすると、それを回収してさらに数百万円の手取り利益を出そうとすると数年かかってしまいます。それを、1取引で同じ利益をあげられると考えると売買仲介の不動産会社さんがなぜ良い物件でも自分で購入せずに買主さんに紹介するのかが分かるかと思います。
管理不動産会社
賃貸用不動産の管理全般を行ってくれる不動産会社です。
入居者対応(問い合わせ、クレーム対応、家賃回収等)、空室時の入居者付け管理(募集条件設定、賃貸不動産会社への連携等)、建物管理(日常清掃、消防点検等)など多岐にわたる業務を行ってくれます。
手数料は賃料の3%~5%であり、個人的にはこれだけの業務をこの価格で実施してくれるのはかなり良心的だと思っています。
ただ、オーナー側が何もしないと何もしてくれない管理会社もありそこは注意が必要です。自律的に色々提案してくれれば良いのですが、決まったことしかしない、何なら決まったことすら手を抜いてしない管理会社もありますのでご注意ください。(私も2棟のうち、1棟がそんな管理会社でまさに変更を検討中です!!)
賃貸仲介不動産会社
空室時の入居者付けを実際に対応してくれる不動産会社です。
駅前によくある不動産会社で、入居者を実際の物件に連れて行ってくれたり、入居者との契約書のやり取り等を行ってくれます。
管理会社経由で支払うことが多いと思いますが、入居が決まれば広告料として家賃の1~3か月分を支払うことになります。
私は実施したことはありませんが、空室時で入居がなかなか決まらないときに、直接物件近くの賃貸仲介不動産会社に訪問して、入居付けを直談判するオーナーさんもいるというようなことも聞いたことがあります。
私も最初は色々な種類の不動産会社があり混乱しましたので、今回、私なりの理解で不動産会社の種類を大まかにまとめさせていただきました。参考になれば幸いです。
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