「副業したいけれど、会社にどう申請すればいいかわからない…」
「副業がバレてトラブルにならないか不安…」
そんな悩みをお持ちの方へ、実体験をもとに、副業申請の流れや注意点を詳しく解説します。
私はこれまで不動産投資を続けてきましたが、ついに会社へ正式な副業申請を行いました。申請の際に感じた戸惑いや、上司とのちょっとしたやり取りなど、リアルなエピソードを交えてお伝えします。
これから副業を始めたいと考えている方にとって、参考になる内容になれば幸いです。
なぜ今、副業申請をしようと思ったのか?
私自身は以前から不動産投資に取り組んでおり、1棟目・2棟目と個人名義で購入してきました。いずれも副業という認識ではなく、株式や投資信託と同じ「資産運用」の一環として扱っていたため、会社に申請することはありませんでした。
しかし、3棟目の購入が決まり、状況が大きく変わりました。
- 節税枠が限界に達した
- 今後の拡大に向けて法人化を予定している
- より主体的な経営活動となるため、申請は避けられないと判断
こうした背景から、「これは副業と見なされる可能性が高い」と感じ、会社に正式に副業申請をすることにしたのです。
会社が副業を認める条件とは?共通する3つのポイント
企業によって細かなルールは異なりますが、多くの企業に共通するポイントは以下の通りです。
- 本業に支障をきたさないこと
→ 勤務時間中に副業をしない、体力的に無理をしないなど。 - 競合や利害相反にあたらないこと
→ 自社のビジネスとかぶらない業種・業態であること。 - 公序良俗に反しないこと
→ 社会的に不適切とされる業種でないこと。
加えて、「副業によって本業にも良い影響があること(+αの効果)」を求める企業も増えている印象です。
私の勤務先も、形式上は「許可制」で副業が可能。しっかりとした申請フローがあり、申請書に記入して上長→人事へと回覧する形でした。
副業による「+αの効果」をどう説明するか?
申請書には、副業の内容と、それが本業にどうプラスになるかを記載する欄がありました。ここはしっかり書き込むのがポイントです。
私の場合、不動産投資というフィールドで得られる学びをこう表現しました:
- 経営感覚の向上:物件運営を通じて、意思決定、資金繰り、事業計画といった経営視点が養われる
- ファイナンス・会計知識の強化:融資やキャッシュフローの管理など、数字に強くなる
- 情報発信スキルの向上:自分の経験をブログにまとめることで、ライティング力も高まる
実際、このブログも副業の一環であり、自分の知識整理にもなっていますし、読者との接点にもなっています。
上司の反応は?“FIRE誤解”にどう対応したか
さて、ここからが今回の副業申請の「山場」だったかもしれません。
申請書に記入して、上司のところへ持って行ったところ、第一声が
「え?仕事辞めるつもりなの?」
正直、少し驚きました。笑
FIRE(Financial Independence, Retire Early)という言葉が浸透した昨今、不動産投資=早期リタイアというイメージを持っている人も一定数いるのかもしれません。
私自身、FIREをまったく考えていないわけではありませんが、今すぐ会社を辞めるつもりは全くありません。
その旨をしっかりと伝えた上で、不動産投資が自分の成長にも、本業の+αにもつながることを丁寧に説明しました。
結果的に理解を得られ、無事に申請も承認されました。
副業申請でつまずかないために意識したこと
申請での一番のポイントは、「副業が会社にとってマイナスではない」ときちんと伝えることです。特に直属の上司が保守的なタイプの場合、FIREや独立を疑われるケースもあるので、誤解を解く努力は必要かもしれません。
私が意識した点は以下の通りです:
- 本業のパフォーマンスは落とさないと明言する
- 時間・体力的に無理のない範囲で行うことを伝える
- あくまで個人の成長やスキルアップが目的であると強調する
副業が会社にとって「損」にならないと分かってもらえれば、むしろ応援してもらえる可能性すらあります。
副業申請は「会社員としての自由」を広げる第一歩
副業を申請するというのは、会社員にとってちょっとした勇気のいる行動です。特に、保守的な文化の職場では、「余計なことをしている」と見られるのが怖いと思う方も多いでしょう。
しかし、今や副業は当たり前の時代になりつつあります。個人でできること、身につけられるスキルを会社に持ち帰れるのであれば、それはむしろ歓迎されるべき流れです。
私自身も今回の申請を通じて、「会社員としての自由度」が大きく広がったと実感しています。
迷っている方は、ぜひ一歩踏み出してみてください。思ったよりも、扉の向こうは開かれているかもしれません。

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