※前回の記事(2025年4月13日公開)はこちら:
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トランプ関税、現在の最新状況(2025年4月19日時点)
2025年3月末に発表されたトランプ前大統領による新関税政策は、依然として金融市場に大きな波紋を広げています。
特に日本の自動車産業に対する25%の関税方針は、日本株への売り圧力を加速させ、一時は為替も急変。加えて、米中間でもさらなる関税報復措置の可能性が示唆され、S&P500や米国債券など広範な資産に影響が出始めています。
私のポートフォリオの変動と影響分析
以下は、私のポートフォリオにおける資産ごとの評価額変動と、前回(4月12日)および基準日(3月31日)からの比較です。
評価額の推移と比較表
資産クラス | 3/31時点 | 4/12時点 | 4/19時点 | 前回比 | 累計比 |
---|---|---|---|---|---|
日本株 | ¥10,525,615 | ¥9,348,770 | ¥9,774,230 | +4.5% | ▲7.1% |
S&P500投信 | ¥1,665,127 | ¥1,559,960 | ¥1,551,625 | ▲0.5% | ▲6.8% |
米国債券 | ¥2,417,343 | ¥2,174,542 | ¥2,197,117 | +1.0% | ▲9.1% |
合計 | ¥14,608,085 | ¥13,083,272 | ¥13,522,972 | +3.4% | ▲7.4% |
補足コメント
- 日本株はわずかに反発しましたが、関税交渉の行方次第で再び売り込まれるリスクも。日経平均や自動車関連銘柄のボラティリティが高まっています。
- S&P500連動投信は地味ながらも下げ継続。特にGAFA系の企業が対中リスクに敏感に反応しています。
- 米国債券は4月12日が底で、やや戻したとはいえ、金利上昇の影響で依然厳しい状態。
投資家として体感した「関税リスク」
今回の一連の騒動を通じて強く感じたのは、「政治リスクの速攻性と広範性」です。ニュース一つで株価が数%動くのは当然になりつつあり、為替・債券・株式すべてに影響が波及するため、分散投資だけではリスクヘッジが不十分な局面もあると痛感しました。
今後の戦略|「金(ゴールド)」への分散投資も検討中
こうした金融不安やインフレ懸念、そして米中・日米関係の不透明感が続く中、私は新たに「金(ゴールド)」への投資も視野に入れています。
ゴールドは有事の際に強いとされる実物資産であり、株や債券と異なる値動きをする点が魅力。今後、以下の手段での購入を検討中です:
- 純金積立(ネット証券 or 貴金属会社)
- 金ETF(例:1540純金上場信託、GLDなど)
- 金貨や地金(実物保有)
「金融資産 vs 現物資産」という分散軸も今後のリスク管理において重要だと感じています。
まとめ:柔軟な視点で投資方針を見直すタイミング
2025年4月現在、トランプ関税はまだ進行中のイベントです。過去の経験則が通用しない局面においては、硬直的な投資戦略はリスクを拡大させる可能性があります。
私はこのタイミングで「資産配分の柔軟性」「リアルタイムの情報収集力」「代替資産(ゴールド等)の活用」という3点を強く意識しています。
同じように資産運用をしている方にとって、今回のトランプ関税は“備えの重要性”を改めて教えてくれる好機でもあると感じています。

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